おりものが茶色い、臭い、多いなど変化した...更年期女性のおりものとの付き合い方

コラム・心地よいわたし

女性の体の状態を示す「おりもの」。更年期に入ると、おりものの量や色、においにも変化が生じるといいます。こうした変化はなぜ起こるのでしょうか。また、おりものからわかる体が発するサインとは...?
今回も医療ジャーナリストのダイアナさんが、更年期を迎えた女性のおりものが変化するメカニズム、それによって起こりやすいデリケートゾーンのトラブルについて解説してくれますよ!

【PROFILE】

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ダイアナさん(51歳)

更年期をテーマにした記事を多く手掛け、さまざまな女性の悩みにも耳を傾けてきた医療ジャーナリスト。趣味はジャズ鑑賞、乗馬。安らぎのひと時は、なじみのカフェでお茶をすること。

おりものに変化が...これって更年期のせい?

ある週末、間もなく誕生日を迎える後輩のサヨコさんをお祝いしようと、ダイアナさんはサヨコさんを自宅に招待しました。

ダイアナさん 「少し早いけど、お誕生日おめでとう。サヨコさんも今年で46歳になるのかしら?」

サヨコさん 「ありがとうございます。そうなんです、私も気付いたら46歳になっていました」

ダイアナさん 「40代も半ばになると、体もいろいろ変化してくるわよね。サヨコさんは何か気になることはない?」

サヨコさん 「これはちょっと言いづらいのですが...ダイアナさんなので相談しますね。ここ数年でおりものに変化が出始めたんです。色が茶色いことがあったり、においも...ちょっと気になってて、婦人科へ行こうかなと思ってるんですよ」

ダイアナさん 「自己判断は禁物だけど、確かに更年期に入るとおりものも変化してくるわ。せっかくの機会だし、おりものについて解説するわね」

おりものの役割とは?

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「そもそも、おりものって何?」と思っている人は少ないと思うけど、改めて説明するわね。おりものとは、子宮や膣、汗腺からの分泌物が混じり合った、ねばねばした液体のこと。下着が汚れたり、においが気になるといった理由から、不快なものというイメージが強いかもしれないけど、実は女性にとって、とても大切なものなの。

というのも、おりものには膣の中を適度に潤す働きがあって、それが性交渉や妊娠の準備をしてくれるほか、膣内の粘膜を守ったり、汚れを排出したり、細菌が侵入するのを防ぐなど、女性の体を守る役割を果たしているのよ。

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おりものの周期と年代別の変化を知ろう

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おりものとの長い付き合いの中で、その色や量、粘度が定期的に変化することは、きっと多くの女性が感じているわよね。それもそのはず、おりものは女性ホルモン(エストロゲン)と密接な関係があるの。そのため、女性ホルモンが減少し始める40代以降は生理の周期に変化が起こるだけでなく、おりものの状態も変わってくる傾向があるわ。

そこで、一般的なおりものの周期変化とともに、それぞれの年代のおりものの状態を簡単に紹介するわね。

■おりものの周期
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■年代別・おりものの変化
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更年期の女性が注意したいデリケートゾーンのトラブル

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実は、おりものの分泌量には個人差があり、正常な状態といえる明確な基準はないの。けれども、さまざまな病気が原因となっておりものが変化することがあるため、普段からおりものの状態をしっかりチェックしておくことが大切よ。

中でも、更年期以降の女性がかかりやすいのは、萎縮性膣炎。これは、女性ホルモンの分泌の減少によって膣の自浄作用が低下し、雑菌が繁殖することで起こるの。発症するとおりものの量が増えるほか、悪臭を伴ったり、色もグレーや黄緑色などに変化したりすることがあるわ。

また、急激なおりものの増加に加え、おりものの色が茶褐色や赤っぽい場合は、子宮内膜症や子宮がん、卵巣がんが隠れている可能性も。おりものの変化と同時に、不正出血、腹痛、発熱といった症状がある場合は、すみやかに婦人科を受診してくださいね。

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おりものに表れるサインを見逃さないで!

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更年期を迎えると、一般的におりものの量は少なくなるもの。だからこそ、急に量が増えた、色が普段とは異なる、においが強くなったといった変化が表れた場合は、体の中で何かしらのトラブルが起きているサインであることが考えられるわ。

こうした変化を「更年期だから仕方ない」と放置しておくのは厳禁!少しでも気になることがあったら、早めに婦人科の医師に相談すること。その際、おりものの量が増え始めた時期、においや色の状態などをきちんと伝えられるようにしておくと、診察がスムーズになるからおすすめよ。

【更年期治療を得意とするクリニック】
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浜松町ハマサイトクリニック

「レミ先生の診療日記」監修の吉形玲美医師も診療をおこなっているハマサイトクリニック。内科、婦人科などの外来診療から、定期健康診断・人間ドック、子宮がん検診、乳がん検診まで幅広い診療を展開中。特に女性のライフステージに合わせた健診メニューが充実。その世代の特徴を踏まえた検査治療、予防対策の相談が可能です。

〒105-0022 東京都港区海岸1-2-20 汐留ビルディング2F
TEL. 03-5472-1100(代) 月~金 9:00~12:15/14:00~17:30
JR山手線 浜松町駅 徒歩2分
都営地下鉄浅草線・大江戸線 大門駅B1出口 徒歩2分
※掲載している情報は、記事公開時点のものです。

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