【梅雨でも安心】湿気による髪のうねりや広がり対策

ジメジメと湿気が多い梅雨の時期には、髪のトラブルに悩まれる方もいらっしゃるのではないでしょうか?せっかくセットしたヘアスタイルが、外に出た途端に崩れてしまうと憂鬱な気分になりますよね。

そこで今回は、梅雨の時期に起こりやすい髪のトラブルとともに、改善するためのポイントをご紹介します。
日常生活でできるひと手間を意識して、湿気に負けないサラツヤ髪を手に入れましょう。

梅雨の時期に起こりやすいヘアトラブル

梅雨の時期に私たちを悩ませるものといえば、ズバリ「湿気」です。高すぎる湿度は、美しい髪の障害になります。

以下に、湿気によって起こりがちな髪の3大トラブルを挙げるので、ご自身にあてはまるものがないかチェックしてみてください。


トラブル①髪が広がる

湿気によるトラブルとしてよくみられるのは髪の広がりです。特にくせ毛や猫っ毛の方は湿気による影響を受けやすい傾向にあり、長年悩まされている方も多いかもしれません。

湿気を含んだ髪の毛はふわふわと広がってしまうのでまとまりません。ツヤがなくパサついたような印象で、朝にスタイリングしても時間が経つにつれて広がってきてしまうケースが大半です。


トラブル②髪がうねる

くせ毛の方は、湿気により髪の毛が水分を含んでうねることがあります。髪質によっては、髪の広がりとうねりが同時に出てしまう方もいらっしゃいます。

時間をかけてストレートアイロンでセットしても外に出た途端にうねり始めるので、うんざりした経験をされた方も多いかもしれません。


トラブル③髪が寝る

髪の広がりやうねりは梅雨の定番のトラブルですが、反対に髪の毛が寝てしまい、ボリュームをうまく出すことができない方もいます。

髪の毛が太くコシのある方よりも、細くやわらかい方によく起こる現象です。カーラーやコテなどを使用してボリュームを出しても、時間が経つとぺたっとしてしまい、スタイリングがなかなかうまくいきません。

梅雨に髪がまとまらない原因

上記のような髪のトラブルは、なぜ起こってしまうのでしょうか?
対処法をより理解するためにも、原因を知りましょう。


湿気

湿度の高い梅雨の時期に髪のトラブルが起きるのは、髪の毛が空気中の水分を吸収して膨張してしまうからです。1本の髪でも「水分を吸いやすく膨張する部分」と「水分を吸いにくい部分」があり、水分量が均一にならないため、うねったり広がりやすくなったりします。

時間をかけた朝のスタイリングが湿気によってくずれてしまっては一日が憂鬱になるので「どうにかしたい!」と思うのは当然です。


ダメージ

髪のトラブルの起こりやすさは、生まれつきの髪質だけで左右されるわけではありません。

ヘアカラーやパーマなどの薬剤、ドヤイヤーやアイロンの熱、摩擦や紫外線によるダメージなど、外的な要因も挙げられます。このようなダメージが髪の毛に蓄積すると、表面をコーティングしているキューティクルが剥がれたり開いたりしてしまいます。

キューティクルとは、髪の毛の表面をうろこ状に覆っている保護層のことです。髪の毛内部の水分や栄養分を保つだけでなく、外部からの刺激や水分をブロックする、いわば壁のような役割も担っています。これが開いたり傷ついたりしたままだと、湿気による水分を吸収しやすい状態になるので、髪の広がりやうねりが出てきてしまうのです。

ケア方法

生まれつきの髪質は変えられなくても、日頃のケアを丁寧に行うことで梅雨の湿気の影響を受けにくい髪を維持することができます。

ブラッシングやシャンプー&コンディショナー、頭皮マッサージを取り入れて、健やかなサラツヤ髪を目指しましょう。


ブラッシング

ブラッシングの役割は髪の絡まりを解消することだけではありません。髪の毛や頭皮についた塵やほこりを取り除き、皮脂を行き渡らせてツヤやうるおいを与える役割もあります。

さらに、ブラシの先で頭皮を適度に刺激し、柔らかく保つことで、頭皮の血行を良くして髪の毛に必要な酸素や栄養素をしっかり届けられるようになります。これにより、うねりが起こりにくい健やかな頭皮を目指せるのです。
ブラシには、クッション性が高く、大きめの面でムラなくブラッシングとマッサージができる「パドルブラシ」がぴったりです。


使用方法

ブラシは、シャンプー前のほか、好きなタイミングで使用するといいでしょう。回数が多すぎても頭皮に負担がかかるため、適度な回数・間隔がおすすめです。

シャンプー前のブラッシングは、髪の表面に付着した塵やほこりを取り除き、シャンプー時に汚れを落としやすくすることができます。


シャンプー&コンディショナー

補修成分や保湿成分が配合されているシャンプーやコンディショナーを選べば、髪の毛のダメージを補修していくことができます。

シャンプーは、頭皮の毛穴の詰まりの原因となる皮脂や汚れを洗い流します。人によって合う成分と合わない成分があるため、ご自身に合った製品を選びましょう。

コンディショナーは髪の表面をなめらかにし、キューティクルの痛みを防ぎます。髪の補修成分の入ったトリートメント効果を併せ持つタイプもあるので、髪の状態に合わせて使いましょう。

広がりやうねり知らずのしなやかな髪を手に入れるには、シャンプーとコンディショナーを見直して、ご自身に合ったものを選択するのが近道です。


使用方法

健康的な髪を保つための、シャンプーとコンディショナーの効果的な使用方法を紹介するので、今日から実践してみてください。

  1. ぬるま湯で予洗いし、髪の毛表面の汚れをある程度落とす
  2. 指の腹を使い、たっぷりのシャンプーの泡で優しく洗髪
  3. シャンプーを洗い流したら、軽く水気をきる
  4. コンディショナーを手のひらに広げ、毛先を中心に塗る
  5. 全体にまんべんなく行き渡らせ、痛みが気になる場合は5分程度置く
  6. すすぎ残しがないように洗い流す

髪に水気が多く残っている状態では、コンディショナーの成分が浸透しにくく十分な効果を得られにくいので、髪の痛みが気になる方は軽くタオルドライをしてから髪全体になじませるといいでしょう。また、コンディショナーを塗ってから5分程度置くことで、さらに髪の毛内部に成分が浸透します。

洗い流す際は、すすぎ残しが起きやすい生え際や、耳の裏を重点的に流しましょう。


頭皮マッサージ

頭皮をマッサージすると柔らかくほぐれ、血行が促進され、髪に栄養が届きやすくなります。逆に、頭皮が硬くなり血行が悪くなると、栄養不足により細くコシがない髪の毛が生えてきて湿気に負けてしまうのです。

また、顔の皮膚と頭皮は一枚の皮でつながっているため、年齢や重力の影響によって頭皮もたるみやすい性質があります。頭皮のたるみはそのまま顔のたるみにつながり、さらに毛穴が楕円形などに変形すると髪にうねりやクセが出てきます。つまり頭皮マッサージは、頭皮だけでなく顔のたるみも予防できるというわけです。

頭皮マッサージは髪へのダメージやたるみが気になる方だけでなく、目の疲れや頭痛、肩こりなどにも効果的なので、長時間のPC作業が続いている方にもおすすめです。道具がなくても実践できるので、シャンプーの際に試してみてください。


頭皮マッサージの方法

  1. 両手の人差し指と中指、薬指の3本を使って、額の生え際を押す
  2. 左右に少しずつずらし、耳の上の生え際あたりを重点的にマッサージする
  3. 左右の耳の一番高いところから、頭頂部を結んだ一点であるツボを揉みほぐす
  4. 両手の親指を使って、首の後ろの襟足部分から頭頂部に向かってマッサージする
  5. 両手全体を使って、頭を包みながらマッサージする

指の腹を使って頭皮を動かしながら行うと、血行がより促進されます。

気軽にできるので、毎日の新しい習慣として取り入れてみてください。

頭皮のケアを行い、梅雨の湿気にも負けない健やかな髪を育みましょう

今回は、梅雨の湿気による髪の広がりやうねりを回避する方法をご紹介しました。

生まれつきの髪質や、ヘアカラー、ブリーチなどのダメージは人によってさまざまなので、湿気による髪のトラブルにも個人差があります。しかし、これらにお悩みの方でも日頃のケアに少しだけ手間をかけてあげることで、健康な頭皮から生まれる美髪に近づくことができます。

今回ご紹介したブラッシングやシャンプー&コンディショナー、頭皮マッサージは、誰でも手軽に取り入れられるのでぜひ実践してみてください。ジメジメした梅雨の時期も、これらのケア方法で湿気に負けない健やかな髪を目指していきましょう。

※掲載している情報は、記事公開時点のものです。
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