頭痛、肩こり、疲労感...。梅雨時にだるくなるのはなぜ?

コラム・心地よいわたし

雨が続きムシムシする梅雨時。毎年この時期になると、疲れが取れにくくなったり、頭痛や肩こりに悩まされたり、やる気が低下したりなど、体や精神に不調を感じる人が増えるようです。
「梅雨だる」とも呼ばれるこの症状、特に女性に多いといわれています。梅雨だるは、いったいなぜ起こるのでしょうか?不調に悩む女性に向けて、梅雨だるの原因や対策方法を、編集者/ライターのライラさんが解説してくれました!



【PROFILE】

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ライラさん(40歳)

医療・美容を多く手がける編集者/ライター。気になった健康法は試さないと気がすまない性質。「ストレスを明日に持ち越さない」をモットーに、日々体を動かすことを欠かさない。最近、ボルダリングに目覚めた。



理由もないのに、なんとなくだるい...。体の不調は梅雨のせい?

雨降りの休日。最近、ボルダリングにハマっているライラさんが、近所のジムへと急ぎます。更衣室に入ると、ボルダリング仲間のりなさんが、ベンチに腰をかけ、ため息をついていました。

ライラさん 「りなさん、こんにちは!あら、少し顔色が優れないですね...」

りなさん 「ちょっとだるくて休んでいたの。なんだかここ最近、頭が重くて、疲れが取れないのよね...」

ライラさん 「ここのところ毎日雨が続いているし、もしかしたら、梅雨の季節に起こる特有の症状かもしれないわね」

りなさん 「そういえば、去年もそうだったかも。いつもより生理痛もひどいのよ」

ライラさん 「特に女性は、梅雨の影響を受けやすいの。倦怠感や疲労感、頭痛、肩こり、腰痛、関節痛、神経痛...。便秘や下痢とか胃腸障害の症状が出ることもあるし、冷えやむくみもあるわね。人それぞれの弱い部分に症状が出やすいの。あとは、憂うつになったり、やる気がなくなったり、精神面にも影響するわね」

りなさん 「そうなのね。我慢するしかないのかしら」

ライラさん 「症状をやわらげるための方法はあるわよ!あとは、普段から予防しておくことも大切ね。梅雨時のプチ不調の原因や対策・予防方法について、特別講義をしましょうか」

梅雨時に不調を感じる原因とは?

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この時期の不調の最も大きな原因は、「自律神経の乱れ」によるものよ。自律神経とは、自分の意思とは無関係に働く神経のこと。体が活動しているときに働く「交感神経」と、リラックスしているときや睡眠時に働く「副交感神経」の2つがあるわ。自律神経は、血管や内臓の働き、食べ物の消化・吸収、肺呼吸、体温調整や免疫、ホルモンなど、体のあらゆる働きを調整しているの。

自律神経とお天気は密接に関係していて、雨の日のように低気圧になると、副交感神経が強く働くのよ。梅雨時は天候が変わりやすいから、気圧や気温が急激に変化するでしょう?そのため、交感神経と副交感神経のバランスが崩れやすくなってしまうの。

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それと、「湿度の高さ」も不調の原因ね。湿度が高いと体内に水が溜まりやすくなるわ。東洋医学には、「水毒」という考え方があって、体内に水が溜まることで気や血の巡りが悪くなり、さまざまな不調を引き起こすといわれているの。体内に余分な水が溜まると、体や手足が冷えやすくなったり、むくんだり、だるさを感じたりするのよ。

あとは「運動不足」ね。梅雨時は天気が悪いから、家で過ごす時間が増えるでしょう。普段より運動量が減ってしまって、血の巡りが悪くなるし、気分も鬱々としてしまうのよね。

女性特有の不調だと、自律神経の乱れからホルモンバランスも崩れて、生理痛がひどくなることが挙げられるわ。もうひとつ、女性が不調を感じやすい理由はファッションかしら。夏に向けて気温が高くなっていくし、ムシムシするから薄着の人が増えるけど、雨が降ると肌寒くなって、濡れたままエアコンにあたると体が冷えちゃうわよね。冷えは、万病のもと。放っておくと不調が加速しちゃうから、しっかり対策しましょうね!

梅雨だるは、どうやって乗り切ればいい?

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自律神経を整えるカギは、交感神経と副交感神経をバランス良く働かせること。現代人は特に、交感神経が活性化しっぱなしの状態にあるといわれているの。副交感神経を高めるためにも、仕事の合間や寝る前にリフレッシュタイムを取り入れるといいわね。ここでは、ライラおすすめのリフレッシュ方法を紹介するわ!



好きな香りに包まれる

いろいろな方法があるけど、おすすめなのは「香り」を効果的に使うこと。アロマオイルを焚いたり、アロマキャンドルを灯したり、ルームスプレーを使ったりしてみて。ミントなどすっきり系の香りもいいけど、自分が好きで心地良くなる香りが一番よ。



部屋の模様替えをする

部屋の模様替えも、気分転換にはぴったりね。カーテンやクッションなど、インテリアのアクセントになる「色」を変えるだけでも気分が変わるわ。心を鎮めたいときは青や水色などの寒色系、元気を出したいときは赤やオレンジなどの暖色系を取り入れてみて!



適度に体を動かす

ストレッチやヨガなど、場所を取らないような運動もおすすめ。ペットボトルを使った筋トレやスクワットも、室内でできるわね。じっとしているよりも、体を動かしたほうが心が落ち着くし、逆に疲れが取れるものよ。

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入浴で血行促進!

あと、副交感神経を高めるために有効なのは入浴ね!夜寝る前であれば、38〜40℃くらいのぬるめのお湯に10〜20分くらい、じんわり汗をかくまでゆっくり浸かってみて。体が温まると血流も良くなって、だるさや疲れ、憂うつやイライラもやわらぐわ。
炭酸ガスなどが出る入浴剤もおすすめよ。就寝前の入浴で副交感神経を働かせて、質の良い睡眠を取れるようにしましょうね。逆に朝は、熱いシャワーで交感神経を活性化すれば、シャキッと目覚められるわよ。



冷えやむくみの対策

手足の冷えやむくみを感じる人は、岩盤浴やサウナなどを利用して、汗を思いっきりかくのもいいわね。汗をかいた後は、喉が乾いたからといって、水をがぶがぶ飲まないように注意してね。ちょっとずつこまめに飲むのが正解よ。

エアコン対策には、ストールや薄手の羽織り物を用意しておくと便利。ただ、荷物が増えてしまうと、今度は肩こりの原因になってしまうの。梅雨時は、バッグの中身の軽量化を図ってみてね。

梅雨の不調が続くと、夏バテなどの原因にもなってしまうわ。しっかり対策して、夏まで持ち越さないようにしましょうね!

普段から体調を整えて、梅雨だるを回避!

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不調が起こる前に、予防することも大切よ!梅雨の時期に突入する前に、自律神経を整えるなどして、梅雨だるの回避を心掛けましょうね。自律神経を整えるためにも、今日から次の3点を意識して生活してみて。



生活のリズムを整える

生活習慣が崩れると自律神経も乱れてしまうもの。朝起きる時間や夜寝る時間、食事する時間など、規則正しい生活を心掛けたいわね。もちろん、運動する時間も大切。また、胃腸を整えるためにも、暴飲暴食はNGよ!



なるべく太陽の光を浴びる

太陽の光を浴びない時間が長くなると、眠りを誘うメラトニンや気分をコントロールするセロトニンといったホルモンの分泌量が減ってしまい、憂うつや睡眠障害になりやすくなるの。晴れた日は外に出て、太陽の光を浴びるようにしましょうね。



部屋を除湿し、こまめに掃除をする

梅雨の時期は、高温多湿になりがち。ダニやカビも発生しやすくなるわ。ハウスダストなどのアレルギーがある人は、注意が必要ね。普段から部屋の掃除をしっかりするのはもちろんのこと、空気清浄機や除湿器も利用しましょう!

毎年恒例の「梅雨だる」、今年は早めの対策で回避しましょ!

梅雨が近づくと「この時期は嫌だな...」なんて、何をするのも億劫になってしまうもの。でも、梅雨だからといって、1日中部屋でじっとしているのはもったいない。梅雨だるに負けないように、ライラも生活のリズムを整えたり、部屋の湿度を調節したりすることを心掛けるわ!
リフレッシュには、ヨガやストレッチなどの軽度な運動もいいけれど、集中力を高められるボルダリングもおすすめよ。

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