デリケートゾーンが乾燥してかゆい、ヒリヒリ痛い...更年期の膣トラブルの原因と対策

コラム・心地よいわたし

閉経前後は、体内の女性ホルモンが少なくなり、体が大きく変化していきます。膣のコンディションの変化もそのひとつ。おりものの分泌量が減ったり、膣内の菌のバランスが崩れたりすることで、痛みやかゆみ、乾燥などの症状が出てきます。

デリケートゾーンの悩みは、なかなか人に相談しにくいもの。閉経前後の膣トラブルの種類や対応策などを、医療・美容記事を多く手掛ける編集者/ライターのライラさんに教わりました。



【PROFILE】

ライラ.jpg



ライラさん(40歳)

医療・美容を多く手がける編集者/ライター。気になった健康法は試さないと気がすまない性質。「ストレスを明日に持ち越さない」をモットーに、日々体を動かすことを欠かさない。最近、ボルダリングに目覚めた。

誰に相談すればいい?膣トラブルの悩み

お気に入りのロードバイクに乗って、ジムへ向かうライラさん。道の途中で、ボルダリング仲間のまゆみさんにばったり会いました。

まゆみさん 「ライラさん、こんにちは!素敵な自転車ね」

ライラさん 「ありがとう!ジムまであっという間だし、運動にもなるからおすすめよ」

まゆみさん 「自転車は持っているんだけど、最近、乗っていないのよね...」

ライラさん 「あら、どうしたの?」

まゆみさん 「あまり大きな声では言えないんだけど...。実は、自転車に乗ると、デリケートゾーンに下着がこすれて、痛いのよ。かゆくてヒリヒリするときもあるし、これって、なにかの病気かしら?」

ライラさん 「まゆみさん、それは更年期に入るとよくある症状よ。膣に違和感を覚えて悩んでいる人は、実は多いの。でも、あまり知られていないのよね。更年期の膣トラブルについて、この機会に知っておきましょう!」

エストロゲンの減少が膣トラブルを引き起こす!

ライラ.jpg

自転車に乗ったり椅子に座ったりしたときに、デリケートゾーンに痛みやかゆみを感じたり、ヒリヒリしたりする...。閉経前後は、そんな風に、膣のトラブルに悩む人が多いのよ。

膣トラブルの要因は、女性ホルモンであるエストロゲンの分泌が減ってしまうこと。皮膚の潤いを保つエストロゲンが減ることで、膣が乾燥しやすくなってしまうの。それから、若いころはひだがあってふっくらしていた膣の厚みも、閉経前後になると弾力がなくなり、だんだん薄くなってくるわ。膣が萎縮してしまうことから、医学的には「萎縮性膣炎」とも呼ばれているのよ。

膣内の環境が変わるのも、膣にさまざまなトラブルが起きてしまう要因のひとつね。膣の中にいる「乳酸桿菌(にゅうさんかんきん)」という善玉菌によって、膣内が酸性に保たれ、悪玉菌の繁殖を防ぐのよ。エストロゲンが減ることで、膣内の菌の環境が変わってバランスが崩れてしまい、悪玉菌などの雑菌が増えて、炎症を引き起こしてしまうの。

<こちらもCHECK>
ピルからHRTによる治療へ――更年期世代の女性ホルモンとの付き合い方

heikeigonochitutoraburu02.jpeg

更年期世代のデリケートゾーンとの付き合い方

ライラ.jpg

デリケートゾーンが乾燥してかゆいからといって、お風呂に入ったときにゴシゴシ洗うのはNG。乾燥している部分をゴシゴシこすって刺激を与えることで、さらに乾燥が悪化してしまうの。トイレで用を足した後も、そっと優しく拭くなど、なるべく刺激を与えないようにしてね。

それから、膣をきれいにしようとして、洗浄力の強い石鹸を使うのも避けたほうがいいわ。洗浄力が強すぎると、皮膚が荒れてしまい、余計に乾燥がひどくなってしまうことも...。自分の肌質に合う、刺激の弱い石鹸を使うのがいいわね。お風呂から上がった後は、クリームで保湿を行うなど、膣のケアを忘れないでね。

おりものや分泌物が減ることで、性交痛を感じることもあるわ。そんなときは、潤滑ゼリーを使うのがおすすめよ。言い出しづらいかもしれないけれど、きちんとパートナーに相談して、協力してもらいましょう。

heikeigonochitutoraburu03.jpeg

膣トラブルの悩みは、何科を受診すべき?

ライラ.jpg

デリケートゾーンの悩みは、なかなか人に相談しにくいけれど、我慢したり放っておいたりしてはダメ。婦人科や皮膚科、女性泌尿器科...何科を受診すればいいか迷って、病院に行くのをためらってしまうという声もよく聞くわね。膣に違和感を覚え始めたら、まずは婦人科を受診するのがおすすめ。

膣の萎縮は、女性なら誰にでも起こる自然なこと。でも、その程度や症状には個人差があるのよ。我慢せずに婦人科で悩みを相談して、閉経前後期を快適に過ごせるようにしましょうね。

<こちらもCHECK>
HRTで行う更年期障害治療――ホルモンを補充することで諸症状を改善


【更年期治療を得意とするクリニック】

ハマサイト画像.jpg

浜松町ハマサイトクリニック

「レミ先生の診療日記」監修の吉形玲美医師も診療をおこなっているハマサイトクリニック。内科、婦人科などの外来診療から、定期健康診断・人間ドック、子宮がん検診、乳がん検診まで幅広い診療を展開中。特に女性のライフステージに合わせた健診メニューが充実。その世代の特徴を踏まえた検査治療、予防対策の相談が可能です。

〒105-0022 東京都港区海岸1-2-20 汐留ビルディング2F
TEL. 03-5472-1100(代) 月~金 9:00~12:15/14:00~17:30
JR山手線 浜松町駅 徒歩2分
都営地下鉄浅草線・大江戸線 大門駅B1出口 徒歩2分
※掲載している情報は、記事公開時点のものです。

RELATED ARTICLE関連記事

WHAT'S NEW新着記事

    CATEGORYカテゴリー

    大人女性の心と体の悩みにドクターが回答 withドクターズ READ MORE