更年期がつらいとき、どうすればいい?

コラム・心地よいわたし

女性ホルモンの減少により、体内で起こる現象のみならず、心理的なストレスによっても症状の強さが左右される更年期障害。コントロールできない状況に、一人で悩んでいる女性も多いことでしょう。最近では、医療機関での更年期障害治療も認知されるようになってきましたが、生活習慣や日常生活を見直すことで症状が緩和される場合もあるようです。
そこで、更年期障害のつらい症状と上手に付き合っていくために、どのような心掛けでいるべきか、ダイアナさんに教えてもらいました。



【PROFILE】

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ダイアナさん(51歳)

更年期をテーマにした記事を多く手掛け、さまざまな女性の悩みにも耳を傾けてきた医療ジャーナリスト。趣味はジャズ鑑賞、乗馬。安らぎのひと時は、なじみのカフェでお茶をすること。

周囲になかなか理解されないつらさ。どうすればいい?

明日は久しぶりの休日。そんな日の夜、ダイアナさんはふと、友人のルミコさんから最近連絡がないことに気付きました。翌日のランチに誘ってみようと電話をしたのですが...。

ダイアナさん 「ルミコさん、お久しぶり!最近連絡ないけど元気にしてる?」

ルミコさん 「ダイアナさん、ご無沙汰してます。元気は元気なんですが、最近急にイライラしたり、落ち込んだり、気分の上下が激しくて...。私ももう40代後半だし、これって更年期のせいなんでしょうか?」

ダイアナさん 「それは心配ね。更年期障害の症状といえるものではあるから、その可能性もあるわね。旦那さんや家族に相談はしてる?」

ルミコさん 「それが、話してもなかなか理解してもらえないばかりか、腫れものにさわるような感じで...。孤立感を感じるし、私自身、ちゃんとしようと思ってもできないことが多くて、自己嫌悪に陥ってばかりなんですよ」

ダイアナさん 「それはつらいわね。じゃあ、気分転換がてら、ランチに行きましょ。そこでいろいろ話をするわ!」

更年期の女性が追い詰められるのはなぜ?

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更年期障害の症状というと、ホットフラッシュや多汗、めまい、手足が冷えるといった、体の症状を思い浮かべる人も多いはず。でも、それ以外にも、イライラする、気分が落ち込む、不安感がある、不眠など、精神的な症状も含まれるの。

なぜ、こうした症状が出るかというと、更年期と呼ばれる45~55歳くらいの年齢になると、女性ホルモンの一種であるエストロゲンが減少するから。それに加えて、この年代の女性は、閉経を控えた女性性の喪失に対する焦り、子供が自立することで感じる喪失感や疎外感、親の介護や死別など、心理的にも不安定でストレスを感じる時期であることが多いの。しかも、こうした個人的な事情は、他人には話しづらいものよね。

かといって、家族に話しても理解が得られないどころか、「病気じゃない」「女性なら誰もが通る道だから我慢しなさい」などと言われることも。そうなると、ますます内にこもるようになってしまい、ひいてはうつ病の発症につながってしまう懸念もあるのよ。

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更年期のつらさを解消する方法

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更年期障害の症状をやわらげるためには、規則正しい生活や適度な運動、バランスのいい食生活をすることは基本中の基本。それ以外に大切なのは、夫や家族に自身の状況を理解してもらい、サポートしてもらうことよ。

女性の中には、身体的・精神的につらくても、家族や仕事のためにがんばってしまう人も多いはず。すると、これまでと同じようにいかない状況に焦ることもあるわよね。でも、まずはそんな自分の状況を受け止め、家族に打ち明けてみて。つらいときこそ、一番身近な人に支えてもらえるようにしてほしいの。そして、普段から無理をしないこと、時には思いきって休んでしまうことも大切よ。

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また、気分が沈みがちになる更年期は、自分なりのリフレッシュ法を持っておくのもおすすめ。趣味を楽しんだり、ヨガなど体を動かすスクールに通ったりするほか、気の置けない友達とのおしゃべりも気が紛れるはず。もし、周りの人に更年期の悩みを話したくないという場合は、電話相談を利用する方法もあるわ。各都道府県では、保健所を中心に更年期の電話相談窓口を設けている(厚生労働省「全国の女性健康支援センター一覧」)ほか、民間のNPO法人「女性の健康とメノポーズ協会」でも、女性の健康に詳しい相談員が相談にのってくれるので、周りに相談できないときは電話してみて。

少しでも快適に更年期を乗り切るために

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一般的に、閉経を挟んだ前後10年間といわれる更年期。その時期に出てくる症状そのもののつらさはもちろんだけど、いつまで続くのか終わりが見えない...というのも、女性にとって大きな負担よね。そういった不安を払拭するためにも、婦人科に相談することも忘れちゃいけないわ。

誰もが多かれ少なかれ何らかの症状が現れる更年期、つらいまま過ごすより、少しでも快適に過ごしたほうがいいでしょう。自分に合った方法を取り入れて、上手に更年期と付き合っていきましょ!

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