40歳を超えてからかかる人も!大人のぜんそくの症状と対策

コラム・心地よいわたし

発作のように咳が止まらなくなり、呼吸が苦しくなる「ぜんそく」。子供の病気というイメージがありますが、大人になってから急にぜんそくにかかる人が、最近増えています。

ぜんそくは、風邪や気管支炎に症状が似ており、放置して悪化するケースもあるので、早めに治療することが大切です。
大人のぜんそくの症状や治療法、日頃のセルフケアについて、医療・美容記事を多く手掛ける編集者/ライターのライラさんに教わりました。

【PROFILE】

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ライラさん(40歳)

医療・美容を多く手がける編集者/ライター。気になった健康法は試さないと気がすまない性質。「ストレスを明日に持ち越さない」をモットーに、日々体を動かすことを欠かさない。最近、ボルダリングに目覚めた。

大人になってから発症する「成人ぜんそく」とは

出勤途中のライラさん。電車の中で、同僚のみさとさんに偶然会いました。何度もあくびをして眠そうな様子です。

ライラさん 「みさとさん、寝不足かしら?」

みさとさん 「昨夜、咳が止まらなくなって、眠れなくなってしまったのよ」

ライラさん 「今は平気なの?」

みさとさん 「朝になったら治まったわ。夜は、ぜいぜい喉が鳴って息苦しかったのに...。時々なるんだけど、これって気管支炎かしら?」

ライラさん 「もしかしたら、ぜんそくかもしれないわね。最近は『成人ぜんそく』といって、大人になってからぜんそくになる人が増えているのよ。せっかくだから、成人ぜんそくの症状や治療法、予防法について説明するわね」

放置すると危険!成人ぜんそくの症状

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ぜんそくは、気道が炎症を繰り返すことで過敏になり、咳やたんが出やすくなる病気よ。子供がかかる病気と思われがちだけど、実は大人になってから急に発症する人が増えているの。子供のぜんそくはアレルギー性のものが多いけど、大人のぜんそくはそうとは限らないのよ。

非アレルギー性のぜんそくは、風邪やインフルエンザなどをきっかけに発症することが多いわね。そのほかにも、たばこや排気ガス、ストレス、気圧の変化など、さまざまな要因が絡んで悪化していくわ。

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ぜんそくにかかると、呼吸をする度に「ゼーゼー」「ヒューヒュー」と音がしたり、咳が続いて息苦しくなったりといった症状が出るわ。風邪の場合は昼夜かまわず咳が出るけれど、ぜんそくの場合は夜や明け方頃に激しい咳や息苦しさを伴う発作が起こるのが特徴よ。

咳が治まらない、息苦しい、早朝や夜間に咳き込むといった症状があるときは、医療機関できちんと診察を受けましょう。

成人ぜんそくの治療方法

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成人ぜんそくの多くは、アレルゲン(アレルギー反応を引き起こす物質)を特定できない非アトピー型ぜんそくよ。ぜんそくかもしれない...と思ったら、まずは呼吸器内科かアレルギー科へ相談するのがいいわね。

検査の方法は、医療機関によってさまざま。問診、診察、胸部のレントゲン検査、呼吸の能力を調べる呼吸機能検査、気道が広がるかどうか確認する気道可逆性試験、血液検査、アレルギー検査などで、どのような状態か調べてもらえるわ。検査結果から、ぜんそくのタイプもわかるのよ。

成人ぜんそくは、生活習慣病と同じ慢性疾患のひとつ。つまり、完全に治すことが難しく、長く付き合っていく病気よ。ぜんそくを放置したり、治療を中断したりすることで、「気管支のリモデリング」といって、気道が狭い状態のまま元に戻らなくなることもあるの。

ぜんそくの治療薬には、急な発作を鎮める「発作治療薬」と、毎日継続する「長期管理薬(コントローラー)」の2種類があるのよ。成人ぜんそくにかかった場合、基本的には、発作治療薬と長期管理薬の2種類を組み合わせて治療していくことになるわね。

成人ぜんそくのセルフケア

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成人ぜんそくを悪化させないためには、病院での治療はもちろん、日常生活でのセルフケアが重要よ。以下のことに気を付けて、発作を予防していきましょう。



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アレルギーの原因物質を減らす

ダニやカビなど、アレルギー性の原因となる物質をなるべく減らしましょう。部屋の掃除を徹底的にしたり、室内の換気をしたり、生活環境の向上を心掛けて。


風邪に気を付ける

風邪やインフルエンザをきっかけにぜんそくが発症したり、悪化したりしてしまうことも。マスク、手洗い、うがいなどで、風邪予防を忘れずに。


気候の変化に注意する

急激な気温の変化も、発作を引き起こす要因よ。天気予報をチェックして、台風の前や、気圧や気温が急に変わるときは、普段以上に気を付けて過ごしましょう。


ストレスを溜めない

過労や過度なストレスが、発作の原因になることもあるわ。リラックスする時間を増やしたり、睡眠を十分にとったり、上手に気分転換を図って。

治療+セルフケアで、成人ぜんそくの発作を予防!

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治りにくいといわれる成人ぜんそく。命に関わる場合もあるから、ぜんそくが疑われるときは、早めに医療機関を受診しましょう。

自分に合った治療法や薬を知り、生活習慣を見直したり、室内の環境を整えたりして、セルフケアに努めましょう。


※掲載している情報は、記事公開時点のものです。

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