【医師監修】エクオールを作れる人の特徴とは?検査と健康メリットを解説

グランドハイメディック倶楽部 倶楽部ドクター
吉形 玲美(専門分野:婦人科)
更年期の女性の心身に起こるさまざまな不調の原因は、女性ホルモンのひとつであるエストロゲンの減少にあります。できれば、少しでも快適に更年期を乗り切りたい――そんな女性に欠かせない存在として注目を集めているのが、大豆を食べたときに腸内で作られ、女性ホルモンと似た働きをする「エクオール」という成分です。
しかし、エクオールを体内で産生する力には個人差があり、日本人の約3人に1人しか作ることができないといわれています。ここでは、エクオールの働きや、エクオールを産生できるかどうかのチェック方法のほか、体内で産生できない場合の対処法について解説します。
※本記事は、2019年5月10日公開「エクオールを作れる人の特徴とは?エクオール検査について解説」を更新したものです
大豆イソフラボンの恩恵を受けられるかはエクオール産生能で決まる
女性の美と健康に効果があり、更年期の女性にも好影響を及ぼすといわれる大豆イソフラボン。しかし、納豆や豆腐、豆乳といった大豆製品を摂取したすべての人が、その恩恵を受けられるわけではありません。
大豆イソフラボンは、腸内でエクオールと呼ばれる成分に代謝されることで力を十分に発揮するものであり、エクオールは誰でも作れるわけではないからです。
もちろん、大豆製品の摂取は健康のために良いことですが、女性ならではの心身の不調改善を期待するなら、エクオールを作ることができるかどうかをチェックしてみることをおすすめします。
エクオールってどんな成分?

エクオールは、大豆に含まれる大豆イソフラボンが「エクオール産生菌」と呼ばれる腸内細菌によって代謝されてできる成分。女性ホルモンのひとつ「エストロゲン」とよく似た構造を持ち、同じような働きをします。
エストロゲンが減少する更年期には、更年期症状の緩和、または対策をするにあたって、非常に心強い存在だといえるでしょう。
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エクオールに期待される効果
エクオールには、更年期症状の緩和を筆頭に、さまざまな効果があります。ここからは、エクオールに期待できる効果を紹介します。
更年期の不調を改善する「更年期症状の緩和」
減り始めた女性ホルモン(エストロゲン)に代わって、同様の働きをしてくれるエクオール。体内でエクオールを作れる人は更年期症状が軽いともいわれ、エクオールによってホルモンバランスの揺らぎが引き起こすほてりや動悸、息切れ、首・肩のこりといった諸症状が緩和されるといわれています。
体をさび付かせない「抗酸化作用」
老化を抑えるにあたって最大の敵は、体の「酸化」。活性酸素が増えすぎることで細胞が傷付き、さび付きが進んで、慢性疲労や肌荒れ、生活習慣病、がんリスクの増加など、さまざまな不具合を引き起こします。
エクオールには強い抗酸化作用があるため、定期的に摂取することで体内の老化を抑えることが期待されています。いつまでも若々しく、元気でいられるようサポートしてくれます。
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皮膚の老化を防ぎ、肌コンディションを保つ「美肌効果」
エクオールには、肌の機能を維持する力もあります。先に述べた抗酸化力のほか、コラーゲン増生、継続的に摂取するとしわの進行が抑制されたり、しわの面積が小さくなるという研究報告もあり、皮膚の老化を防いで良い状態を維持する「美肌効果」が期待できます。
骨密度の減少を抑え、骨の健康を保つ「骨粗しょう症予防効果」
エストロゲンには、骨のカルシウムが血中に溶け出すことを抑える効果があります。そのため、更年期以降にその分泌量が減ると、次第に骨密度が減少。骨粗しょう症のリスクが高まります。
エクオールはエストロゲン様作用をもつことから、骨のカルシウムが血中に溶け出すのを抑えるという研究結果も。エクオール産生力を高めたり、サプリメントで摂取することで、骨の健康を保つ一助となります。
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内臓脂肪の蓄積を抑え、脂質代謝を改善する「メタボ改善」
エストロゲンには、内臓脂肪などの蓄積を抑えたり、コレステロール値を下げたりする効果もあるため、エストロゲンが急激に減っていく更年期以降の女性は、メタボリックシンドロームになりやすいといわれています。
そこで、エストロゲンに代わって内臓脂肪の蓄積を抑えたり、脂質代謝を改善したりするのもエクオールの役割のひとつ。
メタボはもちろん、糖尿病につながる生活習慣病、脳梗塞や心筋梗塞を引き起こす動脈硬化の予防にも役立ちます。つまり、女性がすこやかに美しく、いきいきと毎日を過ごすために欠かせない成分こそがエクオールなのです。
関節や手指の痛みの緩和
エクオールは、更年期症状の一つである手指の関節の痛みが気になる人にうれしい成分として注目されています。
そもそもなぜ更年期になると手指関節の痛みが発生するのでしょうか。それは、女性ホルモンであるエストロゲンが減少することで、手指関節の不調が起こるからです。女性の体内には複数のエストロゲン受容体があり、エストロゲンがそれらと結合することで体の動きに作用します。しかし、更年期を迎えてエストロゲンが減少すると、関節や腱、また靭帯などのエストロゲン受容体に不調が起こり、痛みやしびれ、変形といった症状が表れやすくなるというわけです。
これらの症状の原因は主にエストロゲン不足であるため、エストロゲンと似たはたらきをするエクオールは、現在では、手指関節の痛みに悩む多くの更年期女性に取り入れられてきています。
血管機能への好影響
エクオールに期待できる効果として、血管機能への好影響も挙げられます。エクオールはエストロゲン様作用、抗酸化作用のほか、NO(一酸化窒素)を介し直接的に血管をしなやかにする作用が知られています。
これらのことから、エクオールは抗動脈硬化作用をはじめとする血管機能に関する悩みの解消をサポートする成分としても、注目されているのです。
参照元:【吉形玲美医師 発表内容】|男女のエクオール産生者の健康上メリットとの関係薄毛の悩みの解消
薄毛の悩みの軽減にも、エクオールが役立ちます。
女性の更年期症状として、薄毛や抜け毛がみられる人もいらっしゃいます。これは、エストロゲンの急激な減少によって、毛髪の成長サイクルが乱れて髪が細くなったり、長く伸びる前に抜けたりすることが多くなるためです。
エクオールはエストロゲンと似たはたらきをするため、髪のコンディションに悩む人が、サプリメントからエクオールを摂取することもあります。
前立腺肥大症やAGAの悩みの解消
ここまで、エクオールは女性の悩み解消をサポートしてくれることを中心にお伝えしました。しかし、エクオールの恩恵を受けられるのは女性だけではありません。中年期以降の男性に増えてくる前立腺肥大症やAGA(男性ホルモン型脱毛症)の悩みの解消にも、エクオールが取り入れられています。
前立腺肥大症とは、男性だけが持つ生殖器である前立腺が、加齢とともに大きくなって尿道を圧迫してしまうことで、排尿障害を引き起こす病態です。また、男性特有の進行性の脱毛症であるAGAでは、主に男性ホルモンの影響によって生え際や頭頂部に薄毛の症状が表れます。前立腺肥大症やAGAは、悪玉男性ホルモンとよばれるジヒドロテストステロン(DHT)の作用によって発生するといわれています。エクオールはこのジヒドロテストステロンの産生を抑制する働きがあるため、前立腺肥大症やAGAの悩みにアプローチすることが期待されています。
更年期の対策として、パートナーと一緒にエクオールを取り入れた生活を送るのもよいかもしれません。
参照元:イベントレポート|産婦人科医 吉形 玲美(よしかた れみ)|女性ホルモンのゆらぎとの付き合い方|-肩こり、疲れ、不安感...そんな不調、放置していませんか?エクオールを「作れる人」と「作れない人」がいる
以前は、更年期の症状を軽減したり、美しさを保ったりする効果は大豆イソフラボン自体にあると考えられていました。しかし、実際に力を発揮しているのはエクオールであることがわかった今では、大豆イソフラボンをエクオールに変換する腸内細菌=エクオール産生菌の働きがカギになると考えられています。
エクオール産生菌に関する研究では、研究に参加した人全体の約97%がエクオール産生菌を腸内に保有しているにもかかわらず、実際にエクオールを産生できる人は22%と少なかったという報告があります。
検査でエクオール産生能がないと言われた人の多くは、ひょっとすると腸内環境が悪く、エクオール善玉菌を持っていてもそれが働いていないために、エクオールを作ることができないのかもしれません。
■エクオールを作れる人と作れない人の違い
食生活の欧米化を背景に、エクオールを産生できない人が増加
エクオールを作ることができるのは、従来日本人の2人に1人といわれてきましたが、最近の研究では約3人に1人に減っているとされています。
エクオール産生能が低下しているのは、食生活の欧米化が進んで食物繊維を含む食材や豆類を食べる頻度が低下し、腸内環境が変化しているからだと考えられるでしょう。実際、食物繊維を含む食材や豆類を食べることが少ない欧米人では、エクオール産生割合が従来から20~30%であり、現在の日本の産生割合が欧米化していることがわかります。
エクオールを作れない人が増えると、今後更年期の不定愁訴の訴えが増えたり、骨粗しょう症の発症リスクが増したりすることが懸念されます。
エクオールの産生量は日ごとに変化する
エクオールを産生できる体質の人でも、毎日同じ量のエクオールを体内で作れるわけではありません。エクオールは大豆イソフラボンから作られるため、それが含まれる納豆や豆腐、豆乳などの大豆製品を摂取しなければ産生できないのです。
また、産生されたエクオールは長時間体内に蓄積されることはなく、1~2日ほどで体外に排出されてしまいます。だからこそ、大豆イソフラボンを継続的に摂取する必要があるわけです。
エクオールを作れる体かどうかが検査でわかる
自分の体がエクオールを産生できるのかどうかは、多くの人が気になるところでしょう。エクオールの産生能力の有無は、病院を受診しなくても市販キットの尿検査で調べることができます。
エクオールのもとになる大豆イソフラボンは、はじめに体内でダイゼイン・ゲニステイン・グリシテインの3種に代謝され、そのうちのダイゼインが、エクオール産生菌の作用によってさらにエクオールに変わり、体内に吸収されるのです。そうして吸収されたエクオールは、体内にはたらきかけたあと、尿とともに排出されます。そのため、尿にエクオールが含まれていれば、エクオールを体内で作れる体質であるといえるわけです。
エクオールを作れる人の特徴
ここまで、エクオールを作れる人と作れない人が存在することをお伝えしました。エクオールを産生できる人は、そうではない人と比べてどのような違いがあるのでしょうか。
以下で、体内でエクオールを作れる人の特徴を紹介します。
腸内環境に良い食生活を送っている
エクオールを産生できる人とできない人の違いについては、研究結果が報告されています。産婦人科医の吉形玲美医師の研究によると、エクオールを産生できる人の腸内は、腸内細菌の多様性が高い傾向があるため、食事の内容と生活習慣、そしてそれらによる腸内環境が大きく影響していると考えられています。
つまり、エクオール産生を促すには良好な腸内環境が欠かせないということです。腸内に良い菌を含む発酵食品と、腸内細菌のエサになる根菜、海藻、キノコなどから摂れる食物繊維を積極的に取り入れ、おなかの調子を整えましょう。
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定期的に運動している
定期的な運動習慣があることも、エクオールを体内で作れる人に多くみられる特徴です。適度な運動は、ストレスの軽減や腸内環境の改善につながるとされており、そのほかの更年期症状の悩みにも良い影響を与えます。
ストレッチやウォーキング、また軽めのジョギングなど、無理なく始められる運動に挑戦してみてはいかがでしょうか。
十分な睡眠時間を確保している
腸内環境を意識した食生活や定期的な運動習慣にくわえて、睡眠を十分にとっている人のほうが、そうではない人と比べて、エクオールを作れる割合が高いと考えられています。
食事・生活習慣とエクオール産生菌の関係は、現在研究が進められていますが、十分な睡眠時間を確保することが、健やかな毎日を送るためにも重要であるといえるでしょう。
喫煙・飲酒の習慣がない
エクオールを産生できる方には、喫煙および飲酒の習慣がない傾向にあります。常習的に喫煙・飲酒をしない人のほうが、腸内細菌の多様性が高く、腸内の環境を良い状態に保てるといえます。腸内環境を整えたい人は、たばこやお酒を極力控えたいところです。
エクオールを効率的に取り入れる方法
前項では、体内でエクオールを産生できる人の特徴をお伝えしましたが、エクオールを産生できない人も心配は無用です。なぜなら、エクオールはサプリメントで直接補うことができるためです。
以下で詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。
エクオールを作れる人(産生できる人)は、食品からエクオールを取り入れる
エクオールは、納豆や豆腐、また味噌などの大豆製品を食べることで摂取できます。1日の理想的なエクオールの摂取量は、更年期症状の緩和を目的とした場合、およそ10mgといわれています。これを食品に換算すると、だいたい納豆1パック、木綿豆腐3分の2丁が目安です。前述の通り、エクオールは体内に貯めておくことができないため、エクオールを作れる人であっても、目安量の大豆製品を毎日摂取して補いつづける必要があります。
エクオールの産生量は日によって変わることもあるので、十分な量のエクオールを毎日コンスタントに食品から摂取するのは、簡単なことではないといえるでしょう。
さらに、腸内細菌は一定ではなく、食生活やストレスの有無、睡眠時間、運動量などの影響を受けて変動します。規則正しい生活とバランスのとれた食事を心掛け、エクオール産生菌を活発化させましょう。
腸内環境を整える
腸内環境を整えることで、大豆食品から摂取したイソフラボンを、より効率的にエクオールに代謝することができます。
エクオールを作れない体質の人でも、発酵食品と食物繊維を同時に摂取して腸内環境を整えることで、エクオールを作れる体質に変わったという事例があります。また、腸内環境を良好に保つために、腸内の悪玉菌が好む塩分や糖分、油の摂取量を減らすことも効果的です。 このように、エクオールを効率よく産生し吸収するには、大豆製品を食べるだけではなく、腸内環境を意識した食生活が重要といえます。
参照元:『40代から始めよう!閉経マネジメント』|吉形玲美 著
エクオールを作ることができなくても、サプリメントで補える!
もし、「エクオールを作ることができない」という結果が出ても、あきらめる必要はありません。エクオール含有のサプリメントで手軽に補うことができます。
1日10mgを目安に摂取すれば、更年期症状緩和の目安となる必要量のエクオールを体内に取り入れることができ、常に体内にエクオールがある状態を作ることができますよ。
また、エクオールを産生できる人でも、食生活や体調によって産生量に差が出てくることもあるため、エクオールの健康メリットを享受するには日頃からエクオール含有サプリメントを摂取しておくのがおすすめです。
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エクオールのサプリメントを摂取する際の注意点
エクオールをサプリメントで摂取する際、重大な副作用は確認されていませんが、以下に該当する人はサプリメントからの摂取を控える必要があります。
エクオールの摂取を控えたほうがよい人の例
- 大豆アレルギーをもっている人
- 妊娠中、または妊娠の可能性がある人
- 乳幼児・小児
また、上記以外にも疾病で療養中の人や疾患をもっている人は、サプリメントの摂取可否について医師や薬剤師に相談しましょう。
その他、イソフラボン系のサプリメントを摂取している人は過剰摂取の心配があるので、イソフラボン系サプリは中止することをお勧めします。
『40代から始めよう!閉経マネジメント 更年期をラクに乗り切る、体と心のコントロール術』
産婦人科専門医である吉形玲美医師の著書『40代から始めよう!閉経マネジメント 更年期をラクに乗り切る、体と心のコントロール術』には、閉経のしくみから更年期への心構え、不調の対処法まで、"プレ更年期"に限らず、女性の健康を守るノウハウが詰め込まれています。
本書で紹介している"閉経マネジメント"とは、更年期症状と骨粗しょう症の不安を解消できるように自分の身体をマネジメントする方法です。
毎日を快適に過ごすためにも、プレ更年期を迎えたら、あなたも閉経マネジメントを実践してみませんか?
監修者:産婦人科医師・吉形玲美先生より

更年期に入って女性ホルモンが減少し始めると、女性の心と体にはさまざまな変化が現れます。動悸、息切れ、ホットフラッシュ、イライラ、不安...すこやかな日常生活に影響を及ぼすそうした症状を少しでも緩和したいと、食事やサプリメントで大豆イソフラボンをとっている方も多いでしょう。
もし、継続的に大豆イソフラボンをとっていても効果がいまひとつ実感できない場合は、一度エクオール産生能の検査をしてみることをおすすめします。もし、エクオールを産生できていないなら、エクオールをサプリメントで補うといいでしょう。
併せて、腸内環境を整えてエクオール産生菌を活発にするため、食事や生活を改善して腸内フローラを良い状態に保つことをおすすめします。
【エクオール検査ができる医療機関】
<東京ミッドタウンクリニック>(東京・六本木)
病気の早期発見・予防のため、きめ細やかなテーラーメイドの健診を提供しているクリニック。外来診療では風邪などの疾患から専門的な診療まで幅広く対応。婦人科では、生理不順、不正出血、おりものの変化、子宮がん・卵巣がん・性感染症など、婦人科疾患全般について相談が可能です。
<セラヴィ新橋クリニック>(東京・新橋)
快適性を重視し「男女別受診エリア」を採用しているクリニック。女性更衣室には個室のフィッティングルームやパウダールームを完備。女性専門の人間ドックコースもあり、婦人科の検査は女性スタッフ・医師が対応するなど、女性に優しい環境が特徴です。
<せんだい総合健診クリニック>(宮城・仙台)
仙台の中心部にある高層ビル「トラストタワー」に位置し、東北エリア最大級の規模を誇る総合健診センター。受診者全員がリラックスして過ごせるよう、快適性を重視した男女別フロアを採用。MRI、ヘリカルCTをはじめマンモグラフィや超音波検査、内視鏡検査など幅広い検査ニーズに対応しています。
<ミッドタウンクリニック名駅>(名古屋・中村区)
JR名古屋駅徒歩1分。JPタワー名古屋5階、立地・快適性を追求した男女別の健診施設。「女性に優しい」をコンセプトに、女性専用エリアやパウダールームの設置など様々なホスピタリティを用意。女性特有の検査には女性医師・スタッフが対応します。また、外来診療もおこなっているため、風邪などの疾患や身体の不調なども相談可能です。
この記事を監修した人

吉形 玲美 (よしかたれみ) 医師
医学博士/日本産科婦人科学会 産婦人科専門医
専門分野:婦人科
産婦人科医として医療の最前線に立ち、婦人科腫瘍手術等を手掛ける傍ら、女性医療・更年期医療の様々な臨床研究にも数多く携わる。女性予防医療を広めたいという思いから、2010年より浜松町ハマサイトクリニックに院長として着任。現在は婦人科専門医として診療のほか、多施設で予防医療研究に従事。更年期、妊活、生理不順など、ゆらぎやすい女性の身体のホルモンマネージメントを得意とする。
2022年7月「40代から始めよう!閉経マネジメント」(講談社刊)を上梓。
2023年9月より「日本更年期と加齢のヘルスケア学会」副理事長に就任。
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