あの匂いには意味がある!老化防止や二日酔い予防にも◎、にんにくパワーの秘密

体に良いといわれるにんにくですが、特有の匂いがあることから、好きだけど敬遠している...という女性は多いと思います。けれども、その匂いこそがにんにくのパワーの源。そこには、ILACY(アイラシイ)世代にもうれしい効用もあるそう。

そこで今回は、株式会社アドバンスト・メディカル・ケアの管理栄養士・山田が、にんにくが持つさまざまなパワーについて紹介。また、にんにくの栄養を効率良く摂取できるレシピを、フードコーディネーターの清水加奈子さんに教えていただきました。

匂い成分「アリシン」が秘める効果とは?

炒め物や餃子、アヒージョなど、さまざまな料理に使われる食材、にんにく。料理をおいしくする一方で、強烈な匂いを発するのも特徴のひとつです。

その匂いの正体は、「アリシン」と呼ばれる成分。にんにくが持つ効用の多くは、このアリシンの作用が大きいのだそう。

「特に強力なのが、抗酸化作用。体の中に侵入したウイルスと戦うのもアリシンといわれているので、風邪やインフルエンザが流行る時期におすすめです。

また、この抗酸化作用は、体が酸化するのを予防してくれる働きがあるため、体内の老化を防ぐエイジングケアにも良いといわれています。エイジングケアというと、ビタミンCやビタミンE、ポリフェノールといった成分が有名ですが、実はアリシンも有効なんですよ」

また、アリシンにはビタミンB1の吸収を高める働きがあるというのも注目したいところ。

「豚肉などに多く含まれるビタミンB1は水溶性のため、体に吸収されにくく、食べてもすぐに流れていってしまいます。そこで、アリシンを多く含むにんにくといっしょに食べると、ビタミンB1とアリシンが結びついてアリチアミンという物質に変化し、体への吸収率が高まるんです。

また、ビタミンB1はたんぱく質や脂質、炭水化物をエネルギーに変えるときに必要な栄養素なので、アリシンによって吸収率が高まると、それらの代謝がよりスムーズになり、疲労回復やダイエットサポートの効果も期待できます

このほか、アルコールによって消費されやすいビタミンB1は、不足すると二日酔いを引き起こす要因にもなるのだとか。そのため、お酒を飲む際ににんにくを使ったおつまみをいっしょに食べると二日酔いの予防になるだけでなく、アリシンの抗酸化作用が肝機能の働きをサポートしてくれる効果もあるそうです。

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にんにくが更年期世代の女性におすすめの理由

ほかにも、にんにくに含まれる成分でポイントとなる、メチルアリルトリスルフィドとアホエン。これらの成分には、更年期世代の女性が見逃せない作用があるといいます。

「メチルアリルトリスルフィドは、血液が固まるのを抑制する働きがあります。血液がサラサラになることによって血流が良くなるほか、血の巡りが促されるため、血圧を下げる効果も期待できます。

特に冬場は寒さで血管が収縮し、血圧が上がりやすい時期でもあるので、積極的に食べていただきたいですね」

一方のアホエンは、更年期を迎えると気になり始めるコレステロール対策にも◎とのこと。

「アホエンは、悪玉コレステロールを低下させる力が強いといわれています。コレステロールは、どうしても体の中で作られてしまうのですが、うまく排出されずに体の中で余ってしまったものが血中に溶け出し、コレステロール値が上がる原因になるんです。

アホエンは悪玉コレステロールの生成を抑え、排出も促してくれるので、メチルアリルトリスルフィドとともに更年期世代の方におすすめの成分となります」

食べすぎには気を付けて!切る&低温調理を心掛けよう

いいことずくめのにんにくですが、食べる際にはいくつかの注意も必要です。

「まず、にんにくに含まれるアリシンは、にんにくを切らないと出てこない成分。そのため、みじん切りやすりおろしなど、なるべく細かくして食べるのがおすすめです。

また、アリシンは熱に弱いということも覚えておいてもらいたいところ。調理するときはなるべく低温がいいことから、今回紹介するバーニャカウダはとても良い調理法ですよ」

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さらに、体にいいからといって、食べすぎは避けたほうがいいようです。

にんにくは抗菌・殺菌作用が強いため、食べすぎると胃に刺激を与えてしまいます。多くても、一度に3片程度に収めたほうがいいでしょう」

にんにくを保存する際は、冷蔵庫であれば新聞紙に包んだ状態で、常温の場合はネットなど通気性のいい物に入れるのがおすすめといいます。

このほか、みじん切りや薄切りにしてオリーブオイルや醤油に漬けておくのも、便利な調味料になっていいのだとか。いずれの場合も、1ヵ月程度は日持ちするそうです。

「スーパーなどでにんにくを買うときは、持ってみてなるべく重い物を選んでください。芽が伸びていたり、乾燥して皮がシワシワになったりしている物は風味も落ちているので、避けてくださいね。

私たちにとってうれしい効果のあるにんにくですが、使える料理のレパートリーが豊富なところも魅力。体のためにも、ぜひ毎日食べてもらえたらと思います」

低温調理でじっくり。野菜をたくさん食べられる「にんにくのコンフィ バーニャカウダ」

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続いては、フードコーディネーターの清水加奈子さんによるにんにくレシピ。にんにくのアホエンをしっかりとるため、低温で調理していきます!

<材料>(2人分)

にんにく...2個
アンチョビ...1缶
大根、かぶ、ルッコラ、にんじん、ミニトマト、カリフラワーなど...適量

オリーブオイル...50ml
塩...少々
バゲット...お好みで

<作り方>

1. にんにくは薄皮をむく。野菜はよく洗い、食べやすい大きさに切る。

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2. 厚手の小鍋ににんにくを入れ、浸るくらいにオリーブオイルを入れ、塩をかける。ごく弱火で30分、にんにくがやわらかくなるまでじっくりオイル煮にする。

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3. 2にアンチョビを加えてフォークで粗くつぶし、ソース状になったら塩で調味する。

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4. 生野菜をソースにつけていただく。お好みでスライスしたバゲットを添えても◎。

バーニャカウダはお店でいただくものというイメージがありますが、どれも塩辛いのが難点。その点、自分で調理すれば塩分も調整できるのでおすすめです。

普段、生野菜をたくさん食べるのはなかなか難しいですが、バーニャカウダにするとすごく食べやすいですよ!


<レシピ監修>

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フードコーディネーター 清水加奈子(しみず かなこ)

管理栄養士でもあり、調理師、中医薬膳師の資格も持つフードコーディネーター。アイディアレシピやダイエットレシピの提案からフードスタイリングまで幅広くこなし、食関連の企業サイトや雑誌などで活躍中。

http://www.kanako-shimizu.com/




<記事監修>

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管理栄養士 山田

(株)アドバンスト・メディカル・ケア所属。家族が高血圧気味だったため、食事改善をおこなったところ、数値が良くなったことをきっかけに管理栄養士を目指す。短大卒業後、医療施設で病院食の栄養管理や、保育園で子供たちへ提供する給食作りに携わる。2017年より東京ミッドタウンクリニックに併設するサプリメントショップ「ヘルスケアショップTMMC Plus」に勤務。健康・美容・ダイエットなど、幅広い相談を管理栄養士の立場からサポートしている。



<ヘルスケアショップTMMC Plus>

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