心身美食レシピ by est're(エストール)トマトと豆腐のカプレーゼ
食のプロフェッショナル 管理栄養士 虎の巻
クリニックで栄養カウンセリングをしている管理栄養士の、
健康で過ごすためのちょっとしたコツをご紹介。
毎日の習慣、できるところから始めてみませんか?
食欲がない時のたんぱく質補給に、トマトと豆腐のカプレーゼ
イタリア料理の前菜でよく出てくるのは、トマトとモッツァレラチーズを使用したカプレーゼです。トマトのおいしい季節にはぜひ食べたい一品です。今回はチーズの代わりに豆腐で代用してみました。絹豆腐の滑らかな舌ざわりが、暑くて食欲がないときにおすすめです。
チーズも豆腐もどちらもたんぱく源。もちろん本来のカプレーゼのようにモッツァレラチーズを使って食べてもよいのです。チーズと豆腐の違いは脂質量です。同じ100gで比較すると豆腐は3.5gに対して、チーズは19.9g。チーズには食塩が含まれますが、豆腐にはありません。脂質や塩分が気になる時には豆腐を選びましょう。
こんな人におすすめ
抗酸化作用のあるトマトは、夏の疲れた体におすすめです。今回はオリーブオイルの代わりにえごま油を使用しています。必須脂肪酸でαリノレン酸が摂取できる貴重な油です。加熱調理には向かないので、野菜や豆腐などにかけて食べます。大葉とえごまは同じシソ科。夏向きの爽やかな香りが特徴です。
心と体が喜ぶ。心身美食レシピ
トマトと豆腐のカプレーゼ
材料(2人分)
- トマト(中)2個
- 絹豆腐1/3丁(1丁300gとして100g)
- 大葉5枚
- えごま油大さじ2
- 塩、こしょう適量
作り方
- トマトは湯向きし、皮を剥きます。
- 絹豆腐を食べやすい大きさに切ります。
- トマトの上に、2をのせて、えごま油をかけます。
- 最後に大葉を散らし、塩こしょうで味を調える。
栄養食材
トマト
90%以上が水分のトマトですが、嬉しい栄養素がいっぱいです。強い抗酸化作用を持つリコピン、美肌に欠かせないビタミンC、コレステロール排出を促す食物繊維などが含まれています。
豆腐
良質なたんぱく質が豊富で、畑の肉とも呼ばれています。カルシウムも多く含まれているので骨粗しょう症の予防として女性の方に特におすすめです。
えごま油
えごま油にはαリノレン酸が多く含まれており、生活習慣病やアレルギーの予防に良いと言われています。αリノレン酸は体内でDHA&EPAに変換されるので、魚が苦手な方は積極的に摂取しましょう。
心身美食レシピ by est're(エストール)
「心身美食レシピ by est're(エストール)」は、
婦人科学の観点から心身の向上にアプローチし、
本来のポテンシャルを引き出すセルフケア*ブランドest're(エストール)の
会報誌『心身美食』から転載しています。
*年齢に応じた栄養補給や化粧品によるケア