心身美食レシピ by est're(エストール)あじのなめろう丼

食のプロフェッショナル 管理栄養士 虎の巻

クリニックで栄養カウンセリングをしている管理栄養士の、
健康で過ごすためのちょっとしたコツをご紹介。
毎日の習慣、できるところから始めてみませんか?

あじは女性にうれしい味方

「お皿をなめるほどおいしい」ことから名づけられたと言われる「なめろう」。これをごはんにのせて、なめろう丼に。旬のあじを使った簡単で栄養満点のどんぶりです。オメガ3脂肪酸がたっぷり含まれた、さらっと食べやすい一品です。
あじには、鉄分、ビタミンD、DHA・EPAなど、女性に不足しがちな栄養素が豊富に含まれています。特にDHA・EPAは、動脈硬化や脳卒中の予防、中性脂肪の低下など、健康を支える働きが期待されています。

味付けのポイント

味付けには、えごま油を使用。えごま油に含まれるα-リノレン酸は、体内でDHAやEPAに変換されます。熱に弱いため、お刺身のような生で食べるものにかけて使うのがベスト。みょうがや大葉などの香味野菜と一緒にいただくことで、涼しさとさっぱり感が加わり、夏の食欲が落ちてしまう時期にもぴったりです。

こんな人におすすめ

  • 健康のために血液をサラサラに保ちたい
  • 季節の魚を取り入れて旬の味覚を楽しみたい
  • 鉄分やDHA・EPAを効率よく摂りたい

お魚の油DHAとEPA、えごま油も使用したサラサラ丼です。香味野菜もプラスして、流れをよくしていきましょう。

心と体が喜ぶ。心身美食レシピ

あじのなめろう丼

材料(2人分)

  • まあじ1尾
  • 大葉2枚
  • 万能ねぎ適量
  • みょうが1個
  • みそ小さじ2
調味料A
  • すりごま(白)小さじ1
  • 減塩しょうゆ小さじ1
  • えごま油小さじ2
  • かいわれ大根¼パック

作り方

  1. まあじは3枚におろす。かいわれ大根は食べやすく切っておく。
  2. 大葉、万能ねぎ、みょうがを刻み、まあじも細かく刻み、まな板の上でみそと合わせる。
  3. 茶碗にごはんと、2をのせて、かいわれ大根を添える。
  4. 調味料Aを合わせておき、最後にまわしかけてできあがり。

栄養食材

【あじ】

鉄やビタミンDをはじめ、DHAやEPAなどの不足しがちな身体に嬉しい栄養素を含んでいます。特に身体の中で作ることができない脂肪酸のDHAとEPAは動脈硬化や脳卒中の予防や中性脂肪の低下など、さまざまな働きが期待されています。

【みそ】

みそは日本では古くから作られている発酵食品です。大豆が主な原料なので植物性タンパク質を多く含むほか、おなかの善玉菌を増やす働きもあります。

【えごま油】

えごま油に含まれるαリノレン酸は、体内でDHAやEPAに変化します。このふたつの成分の働きにより、認知症や動脈硬化、生活習慣病の予防などに期待ができるといわれています。熱に弱い性質があるので、サラダや出来上がった味噌汁にかけたり、ドレッシングのサラダ油代わりに使うと良いでしょう。

心身美食レシピ by est're(エストール)

「心身美食レシピ by est're(エストール)」は、
婦人科学の観点から心身の向上にアプローチし、
本来のポテンシャルを引き出すセルフケア*ブランドest're(エストール)の
会報誌『心身美食』から転載しています。
*年齢に応じた栄養補給や化粧品によるケア

estre.jp
※掲載している情報は、記事公開時点のものです。
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この記事は、働く女性の医療メディア
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