食べ過ぎた冬の代謝アップ術!冷え・むくみを解消して燃えやすい体へ

「最近、運動不足気味かも...」「忘年会やクリスマス、年末年始と美味しいイベント続きで、体重計に乗るのが怖い」そんなふうに思っていませんか?
冬は寒さで活動量が減るうえに、ご馳走を食べる機会も多いため、どうしても身体が重くなりがちです。それでも「もしかして、私って太りやすい体質なの?」と不安になるかもしれませんが、そのカギを握っているのは、実は代謝の違いかもしれません。
特に冬場は、寒さで筋肉が硬くなり、血流が悪くなることで基礎代謝が下がりやすい季節です。さらに、姿勢の悪さや運動不足が重なると、体の中心である骨盤が歪み、ますます痩せにくい悪循環に陥ってしまうこともあります。
そこで今回は、冬の不調(冷え・むくみ・正月太り)の改善へ導く、骨盤にフォーカスした代謝アップ術を解説します。また、YouTubeで大人気の「のがちゃんねる」さんが提案する、寝る前のたった5分でできる簡単なストレッチも紹介します。
骨盤を整えることは、ただ痩せやすくなるだけでなく、冷え性の改善や姿勢の美しさにも繋がります。冬の間にケアをして、春には軽やかで美しい体を手に入れましょう。
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チャンネル登録者数150万人以上のトレーニングやストレッチ動画を発信する人気YouTuber
【冬に代謝は落ちるの?】骨盤が重要な理由と仕組みについて解説
「冬は寒いから、体が熱を作ろうとして逆に代謝が上がる」という話を聞いたことはありませんか?確かに理論上はそうなのですが、実際には冬太りに悩む方が多いです。そこには、現代人特有の生活習慣と、冬の寒さが引き起こす体の変化が深く関係しています。
基礎代謝が上がる冬に太ってしまう理由
寒い冬は体温を維持するために多くのエネルギーを作る必要があります。しかし、体を動かすことで消費されるエネルギー(活動代謝)が減ってしまえば、トータルの消費カロリーはマイナスになります。さらに、現代は暖房が完備されているため、体温維持のために使うエネルギーも昔ほど多くありません。
また、寒さで血管が収縮すると、血流が悪くなります。血液は、細胞に酸素や栄養を運び、老廃物を回収する役割があります。血流が悪いと、せっかく体が熱を作ろうとしても材料が届かず、効率よくエネルギーを燃やせなくなってしまうのです。
この血行不良を解消し、冬本来の高い代謝機能をフル活用するためのカギの一つが、骨盤なのです。
代謝アップに「骨盤」が欠かせない3つの理由
骨盤を整えることは骨を動かすと思われがちですが、医学的に重要なのは骨盤周りの筋肉を正しく動かせる状態にするということです。
理由1:全身で最も大きな筋肉を稼働させるため
実は、骨盤にはお尻(大殿筋)や太ももといった、全身の中で非常に体積が大きい筋肉がつながっています。代謝の大部分は筋肉で行われるので、骨盤周りがカチコチに固まっていると、大きな筋肉が十分に使われません。骨盤の動きを良くすることは、体の大きなエンジンをフル稼働させ、活動時のエネルギー消費量の増加が期待できます。
理由2:下半身の「ポンプ機能」を回復させ、熱を運ぶため
血液は、代謝に必要な酸素や熱を運びます。特に下半身の血液を心臓に戻すには、筋肉の収縮による筋ポンプ作用が必要です。骨盤周りの柔軟性を取り戻すと、股関節の可動域が広がり、歩くたびに筋肉がしっかりと収縮・弛緩します。これによりポンプ機能が強力に働き、停滞していた血流が改善します。細胞の隅々まで熱と栄養が届くようになり、効率よく燃える体になります。
理由3:自律神経を整えるため
骨盤の中央にある仙骨(せんこつ)には、体をリラックスさせる副交感神経の束が通っています。冬の寒さやストレスで体が緊張していると、交感神経ばかりが優位になり、血管が縮こまりがちです。
骨盤周囲をゆっくり動かすストレッチはリラックスしやすく、自律神経のバランスの改善に一応可能性があります。また、リラックスして眠りやすくなり、成長ホルモン分泌など睡眠中の代謝にとっても良い環境づくりにつながります
あなたの骨盤は大丈夫?簡単セルフチェック(イラスト表現つける)
「私の骨盤、歪んでいるかも...」と不安になった方は、今の状態をチェックしてみましょう。当てはまったら、体幹や股関節周囲の安定性が低下している可能性があります。
壁を使ってできるチェック方法をまとめました。
- 1. まず、壁にかかと、お尻、背中、頭をつけて立ちます
- 2. 腰と壁の隙間に手のひらを入れてみてください
- 3. 手のひらがギリギリ1枚入るくらいが理想ですが、 手が余裕で入る、またはこぶしが入る場合は反り腰の可能性があります
- 4. 逆に、隙間が全くない場合は猫背の傾向があります
片足チェックもぜひやってみてください。
- 1. 目を開けたまま、腰に手を当てて片足を上げてください
- 2. 上げた足の反対側に骨盤がガクッと下がったり、体がふらついて10秒以上キープできなかったりしたら、骨盤を支える筋力が弱っているサインかもしれません。
また、普段から足を組む癖がある方は、骨盤のみならず背骨にも悪影響を及ぼしてしまいます。
もし心当たりがあっても、骨盤は日々の習慣で少しずつ整えていくことができます。
骨盤ストレッチで得られる嬉しい効果
実は、自宅でできる簡単なストレッチを続けるだけでも、体にはたくさんの嬉しい変化が現れます。主なメリットは以下の4つです。
- 痩せやすい体質へ:骨盤周りの筋肉がほぐれると、血流が良くなり体温が上昇し、自然と脂肪が燃えやすい体へと変化していきます。
- ぽっこりお腹の解消:骨盤が整うと、下がってしまっていた内臓が本来の正しい位置に近づき、内臓下垂によるぽっこりお腹がスッキリする可能性があります。
- 冷えやむくみの改善:骨盤周りが緩むことで、足先まで血液がしっかり巡るようになり、夕方の足のむくみや冬場のつらい末端の冷えの緩和に役立ちます。
- リラックス・安眠効果:こり固まった緊張が解けると、リラックスモードの副交感神経が優位になります。寝る前に行うことで、一日の疲れが癒やされ、深い眠りにつきやすくなります。
今日から始める寝る前5分の骨盤矯正ストレッチ
冬の寒さや長時間のデスクワークでガチガチになった体には、骨盤まわりを優しくほぐすストレッチが効果的です。例えば、仰向けになって膝をパタパタと左右に倒したり、深呼吸をしながら股関節を伸ばしたりするだけでも、下半身がじんわり温まって巡りがよくなります。
ベッドや布団の上で寝転がったままできるので、お風呂上がりや就寝前のリラックスタイムに、パジャマ姿で無理なく取り入れられるのが嬉しいポイント。
おすすめは「のがちゃんねる」のストレッチ動画です。画面のガイドに合わせて一緒に動くことで、力を抜くタイミングやペースが自然と掴め、心地よく体をリセットできますよ。
たった5分で翌朝の体の軽さが変わるので、ぜひ今夜の習慣にしてみてくださいね。
おすすめ動画はこちらです
ストレッチを効果的に行うためのヒント
ここでは、ちょっとした工夫で効果が変わるストレッチのタイミングと、注意点をお伝えします。
ストレッチを行うベストなタイミング
ストレッチにおすすめの時間は、お風呂上がりから寝る前のタイミングです。入浴によって体が温まり、筋肉が緩んでいる状態でストレッチを行うと可動域が広がりやすく、伸びの効果が高まります。
また、副交感神経への切り替えもスムーズになるため、そのまま質の高い睡眠へとつながります。「パジャマに着替えたらストレッチ」をナイトルーティンにしてみましょう。
ストレッチしてはいけないタイミング
健康のためのストレッチですが、無理は禁物です。以下の場合は休むようにしましょう。
- 痛みがある場合:痛気持ちいい範囲はOKですが、ズキッとする鋭い痛みやしびれを感じる場合は直ちに中止してください。
- 体調が優れない場合:熱がある時や極度の疲労感がある時、食後すぐの満腹時などは避けましょう。
- 妊娠中の方や整形外科などに通院中の方:必ず主治医に相談してから行ってください。
ストレッチと合わせて意識したい!日常の骨盤ケア
夜の5分間ストレッチはもちろん大切ですが、日常の過ごし方も同じくらい重要です。せっかく整えた骨盤が再び歪まないよう、普段から少しだけ意識を変えてみましょう。
正しい座り方を意識する
デスクワークや食事中、つい猫背になったり、脚を組んだりしていませんか?
座っている時間は、実は立っている時以上に骨盤への負担が大きいという報告もあります。ポイントは、椅子の背もたれにお尻が当たるくらい深く腰掛け、骨盤を立てるイメージで座ることです。左右のお尻の骨に均等に体重を乗せるようにしましょう。
姿勢については、iLacyの過去の記事でも詳しく解説しています。「正しい座り方がわからない」「ついつい姿勢が崩れてしまう」という方は、ぜひこちらも合わせてチェックしてみてください。
歩き方のポイント
冬は寒くてポケットに手を入れ、背中を丸めて小股で歩きがちです。これでは骨盤周りの筋肉が使われないので、歩く時は以下の2点を意識してみましょう。
- 背筋を伸ばす
- 遠くを見つめる
- 腕を後ろに自然に振る
- かかとから着地する
- 歩幅は一定間隔を意識
これだけで股関節が大きく動き、自然とインナーマッスルが刺激され、歩くだけで代謝アップ効果が期待できます。
骨盤を冷やさない工夫
冷えは骨盤周りの筋肉を硬くさせ、歪みの原因になります。特に女性は、骨盤周りを物理的に温めることが大切です。腹巻きやカイロを活用し、お尻の割れ目の少し上(仙骨)やお腹周りを常に温かく保ちましょう。
プロのサポートも検討
セルフケアを続けても「腰の違和感が取れない」「どうしても冷えが改善しない」という場合は、骨盤の歪みが慢性化している可能性があります。そのような時は、プロの手を借りるのもよい選択の一つです。
- 整体院で骨格の調整をしてもらう
- ピラティスで専門のインストラクターに正しい身体の使い方を教わったりする
まずはセルフケアから始めてみて、必要に応じて専門家のサポートも検討してみてください。
寒い冬こそ変わるチャンス!巡りの良い体で軽やかな春を
「冬は太るもの」「冷えは体質だから」と諦める必要はありません。骨盤という体の中心を少し意識するだけで、私たちの体は変わり始めます。冬の間にしっかりと土台を整えておけば、年末年始の美味しいイベントも罪悪感なく楽しめますし、薄着になる春には今まで以上に軽やかな自分に出会えるはずです。
まずは今夜、お風呂上がりにリラックスしながら、のがちゃんねるの動画を実践してみてください。この冬、骨盤ケアを通じて、心も体も温かい毎日を過ごせるようにしていきましょう。
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「無理なく続けられる宅トレ」をテーマに、自宅でできるトレーニングやストレッチ動画を発信するYouTubeチャンネル。運動初心者や忙しい方でも取り入れやすいメニューが人気を集め、チャンネル登録者数は150万人を超える。心地よいナレーションとシンプルな動きで、幅広い世代に支持されているユーチューバー。
公式チャンネル:https://www.youtube.com/c/nogachannel
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