フェムケア初心者が実際にためしてみた! フェムゾーンケア(デリケートゾーンケア)のアイテム【後編】

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高橋 麻紀(たかはし まき)

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高橋 麻紀 (たかはし まき)

看護師/認定フェムテックアンバサダー

正看護師歴27年。都内の総合病院を中心に、脳外科・循環器内科・ICUなど幅広い経験を積む。出産・子育てをきっかけに転居し、看護師パート&在宅Webライターとして活動を開始。YMAA認証・化粧品検定2級保有。医療だけでなく、女性特有の健康にかかわる知識を深めるため、2023年 認定フェムテックアンバサダーの資格を取得。

日本では、フェムゾーンケア(デリケートゾーンケア)について教えてもらう機会がなく、ふさわしいケア商品の存在を知らない方も多いのではないでしょうか。

かくいう私も、フェムゾーンケアが女性の体と心を守り、自分らしく生きるために必要だと知ったのは更年期世代に入ってから。看護師の資格を活かし、Webライターとして活動する中で、フェムゾーン用のケア商品があることを知りました。

前回ご紹介したフェムケア商品を取り扱うブランド「est're®(エストール)」の「デリケートソフトウォッシュ」「インナージェル ラクトバチルス乳酸菌配合」に続き、今回は「デリケートソフトジェルクリーム」「デリケートリッチオイルセラム」の2アイテムを使ってみた感想をお伝えします。

フェムゾーンの悩みを抱えている方や、アイテム選びの参考になれば幸いです。

なお、エストール「デリケートソフトウォッシュ」「インナージェル ラクトバチルス乳酸菌配合」に関しては、以下の記事もチェックしてみてくださいね。

フェムケア初心者が実際にためしてみた!フェムゾーン(デリケートゾーン)のケアアイテム【前編】

マッサージにも活用できるデリケートソフトジェルクリーム

エストールの「デリケートソフトジェルクリーム」は、フェムゾーンと同じ弱酸性。「ラクトバチルス乳酸菌」配合のジェルクリームです。ラクトバチルス乳酸菌に関して、前編記事で解説しているので参考にしてください。

さらりとした、乳液のようなテクスチャー。のびが良く、ワンプッシュでもフェムゾーンケアに充分です。

フェムゾーン以外にも使えるとのことなので、下着の締め付けが起きやすい鼠径部や、腰回り、お尻全体にも塗布してみました。ベタベタせず、塗り広げている間にもスーッとなじみます。

無香料なので、強い香りが気になるといった"香りに敏感な方"にもおすすめです。さらに、着色料や合成香料、ホルモン剤などは無添加。「配合にこだわっている」という印象を受けます。

滑らかな使い心地で、フェムゾーンを柔らかく包んでくれるのが心地よく感じます。「見えない部分だから」とこれまでケアをしていなかったのですが、フェムゾーンは意外と乾燥しているのだと実感しました。特にショーツの締め付け部分(腰回り)は重ね塗りしています。しっとり感がいい感じ。脱毛をしている方には、保湿ケアとして使えます。まだ始めたばかりなので実感できない部分もありますが、フェムゾーンは手入れをすればそれだけ応えてくれると信じて「恥ずかしい部分」から「大切な部分」として、日々のケアを継続したいと思っています。

しっとり潤うデリケートリッチオイルセラム

ジェルクリームでお手入れをしたあとは「デリケートリッチオイルセラム」を塗り重ねてみました。

ワンプッシュで、フェムゾーンには充分な量。オイルとはいえ、サラッと軽く、のびが良いので、すぐに下着を付けても気になりません。また、柑橘系の香りがふわっと漂い、気分を上げてくれます。

ジェルクリームはみずみずしいテクスチャーなので、「保湿効果が物足りない」「保湿をしっかりしたい」という場合、オイルを塗り重ねることでさらにしっとり感をプラスしてくれます。

デリケートソフトウォッシュ、ジェルクリーム、オイルなど、エストール商品に配合されている「ウメ果実エキス」は、植物性由来*の成分でそこも嬉しいポイントです。

*皮膚コンディショニング成分

「オイル」というと少しベタつくようなイメージで、ショーツを汚してしまわないか不安でした。しかし、エストールのジェルクリーム・オイルセラムは、どちらも思っていた以上にさらっとしたテクスチャーで、日常的に取り入れやすいアイテムでした。

適切な保湿で心地よく

今回、エストールの全商品を使用し、体だけでなく、心や行動にも変化が生まれています。

これまでフェムゾーンに大きなトラブルがなかったため、フェムゾーンケアの必要性を感じていませんでした。強いていうなら、フェムゾーンのにおいが気になることがありましたが、日常生活の中で優先順位が低く、軽視していたかもしれません。

ケアを始めてしばらくすると、ジェルクリームやオイルセラムによるケアが習慣化したのは、我ながら驚きです。フェムゾーンのうるおいの大切さを実感するとともに、脚やお腹など他の部分の乾燥が気になり出し、体全体に目を向けるようになりました。

「見えない部分にまで細やかなケアを行なっている自分」に対し、自信が持てるようになったのも変化の1つです。ネイルできれいに手入れした指先を見て気分が上がるように、見えないところに目を向けることで、改めて自分をいたわる気持ちが生まれました。

明らかな不調がなければなかなか行動にはうつせないものです。しかし、フェムゾーンはデリケートな箇所なため、誰にも聞けず不安を抱えている方は多いのではないでしょうか。

近年、アンダーヘアの脱毛やフェムテックの普及によって、以前に比べて社会の意識が変化しつつあります。まずは自分がフェムゾーンケアを始めてみると、女性である自分自身の体と心に変化が起こります。その変化を誰かに伝えたくなり、会話の中で自然に語れるようになり、良い意味で人と比較できるようになる。フェムケアがもっと身近になると良いですね。

使い心地のよいエストールを日々のケアに取り入れ、フェムゾーンのトラブルを乗り越えましょう。

est're®(エストール) ※掲載している情報は、記事公開時点のものです。
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この記事は、働く女性の医療メディア
ILACY(アイラシイ)の提供です。

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