更年期のイライラを抑えるには?

コラム・心地よいわたし

更年期症状の代表として挙げられるイライラ。普段なら気にならなかったようなことも気になってしまい、自分でもコントロールできないほどイライラしてしまう...という声を多く聞きます。そんなとき、薬に頼る前に自分で解消できる方法があったらいいですよね。
そこで、更年期のイライラの原因と、その対処法をダイアナさんに紹介してもらいました!



【PROFILE】

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ダイアナさん(51歳)

更年期をテーマにした記事を多く手掛け、さまざまな女性の悩みにも耳を傾けてきた医療ジャーナリスト。趣味はジャズ鑑賞、乗馬。安らぎのひと時は、なじみのカフェでお茶をすること。

ちょっとしたことにもイライラ...自分の感情がコントロールできない

ある日、ダイアナさんが編集部で作業をしていると、遠くのほうで「あ~、もう!」という大きな声が。見れば、仕事仲間のトモエさんがイライラした様子でプリンターをいじっています。

ダイアナさん 「トモエさん、どうしたの?」

トモエさん 「すぐにプリントアウトしたい資料があったのに紙が切れていて、つい...」

ダイアナさん 「そんなことで声を上げるなんて、トモエさんらしくないわね」

トモエさん 「すみません...、最近ちょっとしたことですぐにイラっとするようになっちゃって...。職場でも家族に対しても自分の感情が抑えられずにあたってしまって、その後に『あ~、またやってしまった...』と自己嫌悪に陥ったりして...そんな自分にもイライラしちゃうんです」

ダイアナさん 「自分の感情の起伏に、トモエさん自身が追いつかないのね」

トモエさん 「そうですね...以前はこんなことなかったのに」

ダイアナさん 「それ、もしかしたら更年期特有のイライラかもしれないわね。まずは心を落ち着かせて!更年期のイライラの正体についてお話しするわ」

更年期にイライラしがちになるのはなぜ?

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女性の更年期は、一般的に45歳から55歳くらいまでの約10年間。中でも40代後半になると、さまざまな更年期症状が現れてくるのよね。ほてりや大量の汗が出るホットフラッシュをはじめ、些細なことでイライラする、急に焦燥感に襲われるといったこともそのひとつなの。 こうしたメンタルにおける症状を引き起こす原因は、おもに次のようなことだと考えられているのよ。

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「更年期」って、いつ、どのように訪れるの?


エストロゲンの減少

イライラの原因のひとつは、卵巣の機能が弱まることによるエストロゲンの減少。それによってホルモンバランスが崩れるだけでなく、エストロゲンを分泌するよう、指令を出す脳に対して卵巣がうまく対応できないことから、自律神経まで乱れてしまうの。それでイライラが引き起こされるのね。

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セロトニンの減少

もうひとつのイライラの原因は、「幸せホルモン」とも呼ばれ、興奮や怒りなどの感情を抑えて精神のバランスを保つ役割を担っているセロトニンが減少するため。実は、このセロトニンの生成にかかわっているのがエストロゲンなので、エストロゲンの減少に伴ってセロトニンも少なくなるの。だからイライラが起きやすくなってしまうのよ。

つらいイライラをセルフケアで抑える方法

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まずは、イライラしている自分にイライラするのではなく、こうした症状は誰にでも起こるものとして受け入れることが大切よ。それでもつらいときは、次のような対処法を試してみて。





1 朝日をしっかり浴びる

更年期に減少するセロトニンは、朝の太陽を浴びることで分泌が活性化するといわれているわ。また、朝日を浴びてセロトニンの分泌を促進させることは、夜にしっかり良質な睡眠をとることにもつながるの。早寝早起きを心掛けて、生活のリズムを整えることが大切ね。

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「朝の光を浴びる」のが改善のカギ!大人の女性に多い睡眠障害

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2 ビタミンやミネラルを積極的にとる

人は、ストレスがあると体内のビタミンCを大量に消費するそうなの。そのため、イチゴやキウイ、ピーマンなど、ビタミンCを豊富に含んだ食物を意識的に摂取しましょう。

また、カルシウムやマグネシウムといったミネラルには、ホルモンバランスを安定させる効果があるので、乳製品やナッツ類、海藻も積極的に摂取しましょうね。さらに、女性ホルモンと似た働きをする大豆イソフラボンには、更年期症状を緩和する効果があるともいわれているので、大豆製品を食べるのもおすすめ。大豆イソフラボンが体内で「エクオール」という女性ホルモンに似た働きをする物質に変換されることで、更年期対策がとれるという研究結果も。もし、食事だけでは足りないと感じた場合は、サプリメントを取り入れてもOKよ。



3 アロマやストレッチで心身をリラックスさせる

更年期の女性にストレスは大敵!どうもイライラする...と思ったときは、お気に入りのアロマで気分を鎮めたり、ストレッチなど軽い運動で体を動かしたりしてリフレッシュすることを心掛けましょう。

セルフケアで改善が難しい場合は、悩まず婦人科へ

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こうしたセルフケア方法を取り入れても、イライラの悩みが改善しない場合は、そのままにせず婦人科を受診してほしいわ。漢方薬やHRT(ホルモン補充療法)といった更年期症状に効果的な治療法もあるので、自分に最適な治療法をお医者さんに相談しましょう。



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【更年期治療を得意とするクリニック】

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浜松町ハマサイトクリニック

「レミ先生の診療日記」監修の吉形玲美医師も診療をおこなっているハマサイトクリニック。内科、婦人科などの外来診療から、定期健康診断・人間ドック、子宮がん検診、乳がん検診まで幅広い診療を展開中。特に女性のライフステージに合わせた健診メニューが充実。その世代の特徴を踏まえた検査治療、予防対策の相談が可能です。

〒105-0022 東京都港区海岸1-2-20 汐留ビルディング2F
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