更年期のサイン? 40代なら知っておきたい生理の変化

コラム・心地よいわたし

更年期になると、生理周期が短くなったり、長くなったり、経血量が少なくなったりするなど、生理のリズムや量が乱れがちになるもの。それらを「更年期のせい」と自己判断していませんか?
今回は、閉経までによく見られる一般的な生理周期のパターンをはじめ、生理痛の変化、大量の経血が見られる場合に疑われる病気の種類などについて、ダイアナさんが解説します!



【PROFILE】

ダイアナ.jpg



ダイアナさん(51歳)

更年期をテーマにした記事を多く手掛け、さまざまな女性の悩みにも耳を傾けてきた医療ジャーナリスト。趣味はジャズ鑑賞、乗馬。安らぎのひと時は、なじみのカフェでお茶をすること。

頻発月経やひどい生理痛は更年期のせい!?

ある休日、ダイアナさんは友人のタミコさんとカフェでおしゃべりを楽しんでいました。お会計の前にトイレに行ったタミコさんでしたが、慌てて戻ってくると、バッグの中から何かを探している様子。

ダイアナさん 「タミコさん、何か探し物?」

タミコさん 「急に生理が来ちゃって......。ちょっとまた行ってきます!」

ダイアナさん 「あらまぁ」

タミコさん 「(席に戻ってきて)はぁ......最近生理の周期にバラつきがあって、突然来たりするから困るんですよ。今月は2週間前に終わったばかりだから大丈夫だと思っていたんですけど」

ダイアナさん 「あらー、それはたいへんね」

タミコさん 「昔に比べて生理痛がひどくなっていたりとか、いろいろ変わってきていて。私ももう47だし、更年期だと思ってあきらめているんですけどね」

ダイアナさん 「それはダメよ! 確かに更年期は生理にも変化が出てくるけれど、別の病気のサインの可能性もあるんだから!」

40代以降に考えられる生理周期のパターンって?

ダイアナ.jpg

更年期に入ると、ホルモンバランスが乱れることによって、体にさまざまな症状が現れるようになるんだけど、生理の変化もそのひとつ。中でも一番わかりやすいのが、周期よ。

それまで、毎月1回定期的に来ていたものが、数ヵ月に1回になったり、逆に月に複数回来たりするなど、生理のペースが乱れてくるケースが多いわ。また、月経の量や日数に変化が現れることも。さらに、排卵を伴わない無排卵月経の確率が高まるので、妊娠する可能性も減っていくの。

こうした変化の内容には個人差があるものの、そうやって徐々に生理の周期や日数、量が減少していき、やがて閉経を迎えるのよ。

<こちらもCHECK>
閉経の前兆はどう判断する?
更年期障害――病院に行くかどうかのボーダーラインとは?

生理痛が重くなった......これは更年期?

ダイアナ.jpg

更年期を迎えた人の中には、生理痛が以前より重くなったというケースもあるみたい。その理由として考えられるのは、ホルモンバランスの乱れね。

実は、生理が来る前の数日間は、女性ホルモンの分泌量が低下していく時期で、これは更年期の状況によく似ているの。そのため、更年期によるホルモンバランスの乱れと、生理前の女性ホルモンの減少が重なった場合、生理痛がひどくなることが考えられるわ。

それまでPMS(生理前症候群)がひどかったという人は、更年期を迎えるとさらに症状が重くなることもあるので、日常生活に影響を及ぼすほどつらくなったときは、無理をせずに婦人科へ相談に行きましょうね。

画像_1.jpg

40代の生理の変化に隠されている病気の可能性とは?

ダイアナ.jpg

周期の乱れや月経量の増減といった生理の変化を、「更年期のせい」と片付けてしまう人も少なくないはず。けれども、更年期は、年齢による生理の乱れと病気による不正出血との区別がつきにくい時期でもあるのよ。

特に出血が長引く場合は要注意。子宮筋腫や子宮内膜症、子宮体がん、子宮頸管ポリープといった病気が原因であることも。決して自己判断をせず、気になることがあったらまずは婦人科の診察を受けることをおすすめするわ。

また、生理の周期が短い状態が続いたり、経血量が多かったりする場合、知らず知らずのうちに貧血になっていることがあるの。女性の体を司るエストロゲンは、実は血管を広げる働きもしていて、減少すると血流障害を引き起こすことも。

それが、更年期障害のひとつであるホットフラッシュを引き起こす原因でもあるんだけど、そこに貧血が重なると、めまいやふらつきが起こることもあるそうよ。疲れやすい、だるい、息切れがするといった症状があったら注意が必要ね。

また、更年期はメニエール病を併発する可能性もゼロではないといわれているので、ここでも自己判断しないようにしましょうね。

画像_2.jpg

すべて「更年期のせい」にしないで! 病気を見逃さないコツ

ダイアナ.jpg

人は誰もが歳をとるもの。女性の場合、その過程で更年期があり、その時期はさまざまな不調に悩まされることがあるわ。中でも、10代からずっと付き合ってきた生理の変化は、顕著で気付きやすい反面、当たり前にある「身近な存在」だったからこそ、そこまで深刻にとらえなかったりすることもあるはず。

「更年期だからしょうがない」と最初から決め付けてしまう人も多いんじゃないかしら。

でも、更年期に現れた症状をすべて「更年期のせい」で片付けてしまうのは危険よ。そこには、別の病気が隠されていたり、もしくは生理の乱れが別の症状につながったりしてしまうこともあるわ。

それを防ぐためには、自分の体に現れたちょっとした変化を見逃さないことが重要。特に「生理」という形で現れる症状は、早期に治療を受けることで改善されることもあるので、「あれ?」と思ったらすぐに婦人科に行く癖をつけておきましょうね。

【更年期治療を得意とするクリニック】
ハマサイト画像.jpg

浜松町ハマサイトクリニック

「レミ先生の診療日記」監修の吉形玲美医師も診療をおこなっているハマサイトクリニック。内科、婦人科などの外来診療から、定期健康診断・人間ドック、子宮がん検診、乳がん検診まで幅広い診療を展開中。特に女性のライフステージに合わせた健診メニューが充実。その世代の特徴を踏まえた検査治療、予防対策の相談が可能です。

〒105-0022 東京都港区海岸1-2-20 汐留ビルディング2F
TEL. 03-5472-1100(代) 月~金 9:00~12:15/14:00~17:30
JR山手線 浜松町駅 徒歩2分
都営地下鉄浅草線・大江戸線 大門駅B1出口 徒歩2分
※掲載している情報は、記事公開時点のものです。

RELATED ARTICLE関連記事

WHAT'S NEW新着記事

    CATEGORYカテゴリー

    大人女性の心と体の悩みにドクターが回答 withドクターズ READ MORE